2009年10月27日〜29日、今年が第2回目の開催となる
Dubai World Game Expo。昨年はNokiaが海外大口スポンサーだったが、今年は撤退。欧米企業としてはCrytekとEpic Gamesがスポンサーとなっている。

パンフレットは冒頭からゲームエンジン合戦。
CryEngine 3 from Crytek.

ページをめくると
Unreal Engine 3 from Epic Games

Dubai Wolrd Game Expoは1ホールで、
・企業展示(Exhibition)
・デベロッパー講演(Dubai World Game Summit)
・e-Sports(World Cyber Games,Dubai World Game Championship)
に加えて
・キャラクター企業展示(Dubai International Character & Licensing Fair)が併催されている。
■企業展示入り口を入って正面の一番いいポジション、去年Nokiaブースがあったところに陣取っているのがシルバースポンサーの
Crytek。今年の3月にリリースしたゲームエンジンCryEngine 3.0を展示。今年はどこのゲームイベントでもCrytekが激しくアピールしている。(それに対抗してUnreal EngineのEpic Gamesも) ちなみにCryEngine 3とUnreal Engine 3の比較(らしき)記事は→
CryEngine 3 vs. Unreal Engine 3 Comparison
筆頭スポンサーで一番デカいブースがアブダビの
twofour54。これはひとつの企業ではなく、映画・テレビ・出版・ゲーム関連企業が集まる、政府傘下のアラブ総合メディア組織。CNNやBBCなどもパートナー参画している。

twofour54なみにデカいブースがイランのゲーム団体。イランは石油産出国として有名だが、ITやゲーム産業にも国を挙げて力を入れている。国内のみの販売だがペルシャを舞台にした「Quest of Persia」なるアクションゲームシリーズなどなど(別途後述)。

台湾
RunewakerのMMORPG・「Runes of Magic(日本名:ミスティックストーン)」のアラビア語版を提供している
Tahadi Games。その他韓国Gravityの「Ragnarok(ラグナロク)」や中国盛大の「Crazy Kart」のアラビア語版もリリース。オンラインゲームがらみではUSよりも東アジアとのつながりが強い。(ちなみにDuba Game Expoには台湾Taipei Game Showや中国ChinaJoyもオフィシャルサポーターとして協賛している)

日本からは
イエローハットが出展。ゲームとは直接関係ないが、UAEはクルマがないと何もできない国。ゲームをプレイする若い男性≒クルマユーザーであるので、ゲームイベントに出展するのも意味があるのかもしれない。
■デベロッパー講演デベロッパー講演は、Crytek、Epic Gamesといった欧米スポンサーの新製品プロモとUAE、ヨルダン、シリア、イランなどのアラブ新興ゲームデベロッパーの成果プレゼン。

アラブ諸国については、ゲームカルチャー面で発展途上ゆえ、ちょっと遅れている印象は強い。ただしそれでもイランは割と力をいれているようで、デベロッパーと国のコンピューターゲーム団体の人が2名で登壇。イランで売れたというアクションゲームシリーズ「Quest of Persia」の長大なムービーを披露し、「イランは国際数学オリンピック/国際物理オリンピックのメダリストが多いよ」「ACM Programming Challengeの受賞者も多いよ」と開発力をアピール(ただしゲームのグラフィック自体は必ずしも上質ではなかったが)。
また「イランは著作権の概念が希薄なんだが、法整備を進めている」「アメリカのESRBや日本CEROを研究して、去年独自にESRAというレーティング制度を作った」「WCGやESWCのプロゲーマーもいるよ」など、国としてもゲーム産業に力を入れている旨、熱く語っていた。

ただしその他のアラブ諸国については「ケータイゲーム作ったよ!」「ラグナロクをローカライズしたよ 直感的な操作が魅力!」などなど……。


(続く)
- 2009/11/08(日) 18:58:49|
- United Arab Emirates
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